MOTOGP トルコGP 125&250

 久しぶりのグランプリ。
まずは125から。スタートから開幕2連勝したアプリリアのバウティスタが飛び出す。調子良さそう。その後ろに同じくファウベルとKTMミカカリオ。この3台がトップグループを作る。昔の125って10台くらいのトップグループでスリップ使い合いってのが定番だったけど、最近の125ってそれがない。トップ独走したり2〜3台での競り合いとか。
 話は飛んで終盤、ミカカリオが突然ストップ。エンジントラブルか?残ったバウティスタとファウベルだったが結局ファウベルの初優勝。おめでとうファウベル!

 次に250。こちらのレースは凄かったなぁ。スタート直後第一コーナーでなんとポールのロレンツォに青山周平が激しく衝突!ひとたまりも無くロレンツォはリタイヤ。可哀相〜。
 その後トップグループが6台で争われる。えー、ドヴィチオーゾ、バルベラ、デアンジェリス、ロカテラ、高橋そして青山兄。序盤から終盤までこの6台で激しく順位を入れ替えながらラップを消化する。何がなんだか分らないくらい。すんげーエキサイティング。
 終盤トップを奪う青山だったが、最終ラップにはまた抜かれてしまう。そしてその最終ラップのバックストレート、200キロ以上で前回で走行中バルベラがデアンジェリスに激しく衝突。フロントタイヤが宙に浮き体も投げ出され、あっ転倒!と確信したその瞬間、見事に立て直し、コースアウトはしたものの転倒せず走りつづける!すげー!良く転ばなかったなぁ。テレビも何度もリプレイを繰り返す。
 そんな騒ぎを他所にトップ争いは続いている。バックストレートエンドのタイトなS字でトップにいたバウベルとドヴィチオーゾが接触。そしてその隙に前に出たのが青山兄。そのまま最終コーナーを立ち上がって優勝!!
 いやぁ凄いレースでした。青山も序盤トップグループの後ろの方でタイヤを温存して終盤一気に前に出る戦術も見事だった。そしてKTM。去年からスポット参戦していたが、フル参戦3戦目で優勝なんて凄杉!これまで250はアプリリアとホンダの争いだったが、それにKTMが加わって三つ巴の戦いになる訳だ。これは目が離せないよ。