MOTOGP 中国GP 125＆250

　先ずは125。二本の長い直線を持つ上海サーキットですから１２５はスリップストリーム合戦になるかと思ったら意外とこじんまりしたトップグループでした。中盤までは５台、そしてバウティスタが加わって中盤以降は６台によるトップ争いです。
　パシーニとカリオが最終ラップまで引っ張りますが、本当のレースは最終ラップ。勝負どころのバックストレートエンド、勢い良く前に出たデルビのペセックが勢い良くブレーキングをミスしてコースアウト。何だかんだ言ってミカカリオがトップでチェッカーを受けてくれました。フランケンシュタインにちょっと似ているミカカリオですが、序盤戦のツキの無さをこの優勝で吹き飛ばしてくれるでしょう。
　続いて250。直線の長いこのコース、パワーのあるアプリリアが有利かとの下馬評。上位グループはトップ争いバルベラとドヴィチオーゾの２台と３位争いをロレンツォ、青山兄、高橋の３台に分かれます。やはりトップスピードに勝るアプリリアは直線でドヴィチオーゾを引き離します。それをインフィールドで取り返すホンダのドヴィチオーゾと言う展開。最終ラップバックストレートではバルベラ何処にそんなスピード隠してたの？と言うくらいの早さでドビチオーゾを引き離しチェッカー。バルベラ初優勝です。おめでとう！ドヴィチオーゾはインタビューでアプリリアとの差があると訴えていました。エンジンの事も言いかけたのに、それを飲み込む辺り無念さが滲み出ていました。
　ところで暴れん坊のロレンツォ。今回は生彩がありません。ずっと３位争いを演じていましたが、突っ込みのキレがありません。てれ〜んとしたコーナリングです。フロント辺りのセッティングが決まってなかったのかなぁ。３位争いを制したのは青山兄。前回の優勝に続いてのポディウム。KTMは良い買い物をしましたよ。(^^)
　引き続きMOTOGPと行きたい所ですが、一遍に見てしまうと勿体ないので次のお楽しみです。(^^)