GK Per

 GK Perは昨日もちょっと書きましたが1901年に現れた新星です。光度はなんと1等。今までで最も明るい新星の一つです。しかもこの星3年に一度矮新星爆発も起こします。平常光度は13等台。普通の矮新星は爆発を始めると早いものでは一晩で最大光度まで増光し、数日で平常光度に復帰します。ところがこのGK Perは増光を開始してから1ヶ月ほどかかってゆっくりと10等台の最大光度まで増光し、また同じくらいの日数をかけてゆっくりと13等まで減光して行きます。
 前回の増光は2004年の秋。この時は一度増光が足踏みして又最大光度に向けて増光をすると言う振る舞いを見せました。今回の増光はそれから2年しか経っていません。降着円盤にはちゃんとガスは溜まっているのでしょうか?ガスが足りないと増光も中途半端に終ってしまうなんてことは無いでしょうか?ちょっと心配です。
 19日の私の観測では12.4等でしたが、20日は11等台での観測も報告されているようです。これから目が離せないのですが、天気が・・・・。
せっかくですので私が観測したGK Perの観測結果を貼っておきます。