なすパト運用日誌20190226

昼間は良く晴れていたのですが東シナ海から雲が押し寄せ、翌日は雨の予報でした。

透明度も悪かったのですが気にせず観測開始。遅い時間になると予報通り曇ってきました。新規増光なし。まあしょうがないです。

 

きょうの増光
ANDFN    137c    active
ANDRX    134cG    active
CASAM    141cG    active
CMAHL    121cG    active
MASTER_OT_J015016.17+375620.5    144c    active
ORICN    124cG    active
PERKT    127cG    active

なすパト運用日誌20190224

春先になってやっと冬らしい悪天候が続きました。

一週間ぶりの観測です。

期間が空いたので新規増光がうじゃうじゃ。嬉しくなって見つけた側からVSNET-alert等に報告を入れました。TU Tri、

NSV04618MASTER_OT_J042341.77+765237.0です。この他にもレアな奴としてはNZ Booが増光しているのに翌朝気づきました。が、所要があって一日留守にしていたのでVSOLJに報告したのは夜になってから。いかんなぁ。

よく見るとV375 UMaも増光してる。

 

きょうの増光
ANDFN    136cG    outburst
ANDIW    141cG    active
ASASSN-14ap    146cG    outburst
ASASSN-15ay    153cG    active
ASASSN-15rs    146cG    active
AURBY    154c    active
BOONZ    140cG    outburst
CAMZ    115cG    active
CASAM    140cG    active
CASV513    155c    active
CNCAT    134cG    active
CNCSY    116cG    active
CNCYZ    125cG    active
CSSJ062450.0+503111    155cG    active
DRADO    149cG    active
DRAES    152cG    active
HERAH    138cG    active
LEOIU    154c    active
MASTER_OT_J015016.17+375620.5    139cG    active
MASTER_OT_J042341.77+765237.0    153cG    outburst
ORICZ    129cG    active
NSV04618    144cG    outburst
PERAX    111cG    active
PERKT    143cG    active
PERTZ    140cG    active
PERV1024    139cG    active
PERV392    150cG    active
SEXVZ    152cG    active
TRITU    146c    outburst
UMACY    153cG    active
UMASU    144cG    active
UMAV375    141cG    outburst


きょうの天体写真

やっと冬らしく曇り続きになりました。困る。暖冬なんですけどね。

また天体写真を貼ってお茶を濁しましょう。

ハッブル変光星雲ことR Monです。

f:id:ugem:20190222010657j:plain

真ん中の小さな三角形がおなじみハッブル変光星雲。その頂点にある星がR Monです。考えてみるといっかくじゅう座で最初の変光星という栄誉を勝ち取ってるんですね。

光度曲線

なすパトの副産物の変光星にも色んな型があります。勿論長周期変光星の代表であるミラ型も。そんな副産物のミラ型の一つVV Aurです。

f:id:ugem:20190222174256p:plain


GCVSでは極大12.2等、極小15等以下、周期424.7日とでています。不人気変光星のようでVSOLJの観測は私だけです。こうしてみると極大はGCVSの言う通り12等台ですね。極小はちょっとよくわかりませんが16等辺りでしょうか。ミラ型は週一回から二回程度の観測で良いのですが、モニター観測の副産物という関係でかなり密な観測になっています。8月まではjpg画像からそのまま測光していたので精度もぼろぼろでしたが、それ以降は三色分解してG画像からの測光に切り替えましたのできれいな光度曲線になっていますね。

長崎街道を歩いた 永昌宿〜大村宿の巻

この間から長崎街道を歩いています。長崎街道は小倉から長崎までの57里、約230kmの街道です。長崎から永昌宿(諫早市)までは既に踏破済みですので今回は永昌〜大村間を歩きました。

f:id:ugem:20190220104807j:plain

途中旧佐賀藩支藩諫早藩と大村藩との藩境にもなっていた鈴田峠の周辺は国道から外れており、しかも車が通れない*1箇所があり昔の道がよく保存されています。文化庁の歴史の道百選にも選ばれているのだとか。

f:id:ugem:20190218124059j:plain

未舗装で車の轍が無い道路ってのは珍しいです。

距離は約12km。道中は鈴田峠の荒れた旧道以外は急な坂も少なく歩きやすくて約3時間ほどの道程でした。

今回長崎から大村まで走破したので取り敢えず長崎街道制覇したことにしておきます。

*1:馬かトライアルバイクじゃないと無理

ステラショットの導入補正

なすパトに大活躍しているステラショットの重要機能に導入補正があります。本番の撮影に先立ち短時間の露光で写った画像と星図をマッチングさせて正確な位置に導入させるものです。これはもうめちゃめちゃ便利です。手放せません。

最初は導入&撮影する天体全部導入補正していました。マッチング用の画像撮影用の露出時間が10秒としてマッチングと補正で5秒位。15秒〜20秒というところです。いちいち律儀に補正していたので巡回できる星も当時は300星〜400星位でした。と言うのも毎回導入補正が成功するとは限りません。薄雲などでマッチング用画像の写りが悪いとマッチングに延々時間をかけてしまいます。普通は1秒もかからないくらいですが下手したら5分位。時間がもったいないです。

そこでリストから導入補正する星を間引いていきました。はじめは4星の内1星を補正するようにしていました。これで大幅に撮影枚数が増え500星〜600星くらいにはなったと思います。で、調子こいて間引きする星を段々と増やしていきました。

この間極軸調整をやり直した後は、もう何個おきとかではなく、赤緯の0度、30度,60度と赤経1hあたり3星だけ補正するようにしました。一個でも問題ないと思います。が、丁度そこが曇った時に困るのでこんなもんにしておきましょう。

そういう訳で最近では一晩1000星位回っているのですが、困ったことに撮影ペースが上がり過ぎて夜が明ける前に東天に到達するようになってしまいました。巡回対象を増やさなくてはならないです。