ステラショットの導入補正

なすパトに大活躍しているステラショットの重要機能に導入補正があります。本番の撮影に先立ち短時間の露光で写った画像と星図をマッチングさせて正確な位置に導入させるものです。これはもうめちゃめちゃ便利です。手放せません。

最初は導入&撮影する天体全部導入補正していました。マッチング用の画像撮影用の露出時間が10秒としてマッチングと補正で5秒位。15秒〜20秒というところです。いちいち律儀に補正していたので巡回できる星も当時は300星〜400星位でした。と言うのも毎回導入補正が成功するとは限りません。薄雲などでマッチング用画像の写りが悪いとマッチングに延々時間をかけてしまいます。普通は1秒もかからないくらいですが下手したら5分位。時間がもったいないです。

そこでリストから導入補正する星を間引いていきました。はじめは4星の内1星を補正するようにしていました。これで大幅に撮影枚数が増え500星〜600星くらいにはなったと思います。で、調子こいて間引きする星を段々と増やしていきました。

この間極軸調整をやり直した後は、もう何個おきとかではなく、赤緯の0度、30度,60度と赤経1hあたり3星だけ補正するようにしました。一個でも問題ないと思います。が、丁度そこが曇った時に困るのでこんなもんにしておきましょう。

そういう訳で最近では一晩1000星位回っているのですが、困ったことに撮影ペースが上がり過ぎて夜が明ける前に東天に到達するようになってしまいました。巡回対象を増やさなくてはならないです。