地学学習会にも参加したのです

 スタパーが開催された土曜日の日中は伊万里で行われた武雄の宇宙科学館主催の地学学習会にも子供等を連れて参加してきました。場所は伊万里湾に面した陸地と海岸。地層調査なんて全くの初心者ですから分からない事だらけです。クリノメーターなんぞ使うのは初めて。教わりながら押っ取り刀で計測するのですが,なかなか難しいです。まぁベテランの方が仰るには5度や10度ずれても大丈夫とのことですから、あまり気にしなくても良いみたいです。最初に陸地の高台にある地層で石炭層*1を確認。写真で黒っぽく見える所が石炭層です。相浦層ではないか?との事だったのですが,佐世保の相浦の炭坑がらみなんでしょうかね。

次に海岸に降りて地層の堆積状況を調べるのですが,どうやら砂岩と泥岩が重なった層のようです。地層ってのは綺麗なもんですねぇ。
これなんか木星の表面みたいです。大赤斑もあるし。他にも生痕化石が沢山ある地層があって、皆さん大騒ぎでした。昔の海底にいた生物が泥の中に穴を掘り,その穴に砂が入って出来たものだそうです。こんなに沢山あるのは珍しいのだとか。

初めのうちはまじめに測定をしていたのですが,その内面倒臭くなって、先生の後ろをついて話を聞くだけに。まぁ、その方が面白かったです。全体的には堆積層があって、その一番上が石炭層で,その上に玄武岩の層が被いかぶさっているみたいです。
 一日中足場の悪い中地層を見て回るのはしんどかったのですが、面白い経験でした。次回は今回の測定結果を基に地質図を作るそうです。

*1:大部分は低品位のものですが,粒状に高品位のものが混じっています。これならバーナーで火をつければ燃えるよ♪とのお話