妙心寺展に行ってきたよ

 もう先週なんですけど九州国立博物館で正月から開かれていた京都妙心寺展に行ってきました。妙心寺は京都にある臨済宗のお寺です。妙心寺派の大本山だとか。すげーーー広いお寺です。広すぎて道に迷って遭難しそうになるくらい広いお寺です。何で知ってるかと言うと、学生時代大学と下宿の間にあったので毎日境内を縦断していたのです。もう遠い昔の話。
 で、妙心寺展ですが、隣の太宰府天満宮を抜けてから博物館に行くのですが,何やら物凄い人出です。前回の嫌な記憶*1が蘇えります。もし1時間待ちとか言われたら即帰ろうと嫁はんと確認。ところが、博物館に来ると、なんのなんの、全然空いてます。良かったぁ。人出が多かったのは太宰府天満宮への参拝だったのですね。梅も満開でしたし。

展示は主に妙心寺にある文物と九州・沖縄の禅文化についてです。沖縄の金剛力士像は力強い中にもなんとなくユーモラスな風情です。印象に残ったのが目玉の一つ「龍虎図屏風」

本当はこの屏風の右側に龍が顔を出している屏風があってワンセットになっています。虎はそれを威嚇している訳なんですが、なんでヒョウがいるのよ?実は当時ヒョウは雌の虎だと思われていたそうです。どうりで大人しそうな顔をしています。それに引き換え虎の迫力のある事。絵師の方は虎なんか見た事無かったでしょうから想像で描いたのでしょう。きっと虎の毛皮と猫の姿を思い浮かべながら描いたのでしょうね。

*1:id:ugem:20090909