透明度の指標

 透明度ってのは難しくて,運任せみたいな所が有ります。いくら天気図とにらめっこしても透明度の良し悪しはなかなか判りません。黄砂についてはこんな風な予報・実況を教えてくれるサイトがいくつか有りますから判りますが,煙霧とかスモッグとかはダメです。
 で,なんかないかなぁと探していた所見つけたのがここ環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」です。全国各地で大気汚染物質をモニターしているのですが,地理的にかなり高密度で監視しているようです。色んな監視項目が有るのですが,その中の一つにSPM(浮遊粒子状物質)があります。「浮遊粉じんのうち、10μm以下の粒子状物質のことをいい、ボイラーや自動車の排出ガス等から発生するもので、大気中に長時間滞留し、高濃度で肺や気管などに沈着して呼吸器に影響を及ぼす。」との説明が有ります。これの濃度を見ていると数字が大きい時は透明度が悪く,小さい時は透明度が良くなっているようです。数値的には透明度が良いのは0.01とか0.02辺り。これが0.04とか0.05になると怪しくなってきて,0.08とか0.1とかに上がると激悪です。
 観測地近くのデータを見るには上記サイトから『測定局一覧』を開いて,さらに「都道府県」を選びます。するとずらーっと測定局が出てきますのでお近くの測定局を選べば最新のデータを含む過去一週間のデータが1時間ごとに表示されます。各測定局によって観測項目は違っているのですが,SPMは大抵の所で観測しているようです。
 これって使えるかも。