双眼鏡列伝 巻二 フジノン10×50FMT-SX

 いきなり真打ち登場です。
 ニコンの双眼鏡で楽しく星見ライフを送っていた私でしたが,変光星をやるようになりニコンのアクション双眼鏡の周辺像の悪さが気になって来るようになりました。比較星が同じように見えるようにしなけりゃいけないのですが、振り回して比較するのが面倒で。そうなってくるともうダメ。ちゃんとした奴が欲しくなってきます。星像なんて気にしちゃダメなんですけどね。恐ろしい双眼鏡沼の第一歩です。
 確かこのフジノンがモデルチェンジしたばかりの頃でした。空の明るい我家で使うには瞳径は5mmくらいに抑えないといけません。10×50でちゃんとした奴という事で事実上これしか選択肢が有りませんでした*1。ちゃんとした奴と言えば定番中の定番ニコンの7×50SPがある訳ですが、瞳径7mmだし・・・。値段は7万円だったかか8万円だったか。手持ちだと倍率高いし重いので三脚固定専用。星像はやはりピカイチです。特に中心部は。フラットナーとやらが内蔵なので周辺部までシャープです。ただ最周辺部はちょっと落ちますね。対物レンズから中を覗き込むと各部のつや消しも抜かりありません。当たり前か。そのお陰でしょう,コントラストもバッチリです。最微光星は9等台くらいかなぁ。10等までいく?測った事無いですがいくような気がします。ミラの極小は十分出来ます。
 ウチの息子はどうもこの双眼鏡は自分の物と思っているようで、外に出していると勝手に振り回しています。時々バランスを崩してひっくり返したりしているようなのですが、頑丈なこの双眼鏡、びくともしません。流石です。
 導入以来主力の座に君臨しているこの双眼鏡。こう言うのを一生物と言うのでしょう。
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*1:ほんとか?