MOTOGP後半戦展望

 昨夜も寝落ち&欠測してしまったので、グランプリの後半戦の展望などつらつら書いてみましょうか。夏休みに入り残りがあと6戦でしたっけ?シーズンの流れもはっきりして来ましたし。
 まず125です。当初KTMミカカリオ有利かと思っていたのですが、蓋を明けてみるとバウティスタの圧倒的な独走です。まだ19歳ですってよ。そのわりに走りに余裕が有ります。老獪といっても良いくらい。セッティングも毎回きちんと決めて来ます。アプリリアだからと言うよりチームアスパーの力が大きいでしょうね。125はこのままバウティスタで決まりでしょう。反対にKTMはパワーで差を付けられている感じかな。
 250はシーズン中盤まではドヴィチオーゾがランキングトップを守っていましたが結局ロレンツォに抜かれてしまった所です。なにしろホンダはエンジンパワーがないです。コーナリングではコンパクトに回り*1アプリリアに差をつけるのですが結局直線で抜かれてしまいます。ライダーは大変でしょう。ドヴィチオーゾも愚痴ばっかりこぼしています。反対にロレンツォは自信満々。序盤戦こそ転倒も多かったですが、その後は破竹の進撃です。このままだったら間違いなくチャンピョンでしょう。夏休み明けホンダがどれだけエンジンを仕上げて来るかにかかっています。
 MOTOGPは開幕前の予想とは裏腹にロッシの絶不調が目立っています。いかにシーズン前のテストが当てにならないかと言う良い見本です。やる事なす事裏目に出ている感じ。反対に絶好調なのがホンダワークスチームのレプソルホンダです。去年まではそこそこ良い所までは行くけどちょっと頼り無かったニッキーですが、今年は何だかんだ言っていつも良い所にいてランキングトップの座を守るのは勿論2位との差も広げています。なんだか昔のエディー・ローソンを彷佛とさせるものがあります。しかし油断ならないのはランキング2位につける同じくレプソルホンダのペドロサ。ホンマに新人なんかいなと思わせる走りです。あの小さな体で*2。もしニッキーにノーポイントがあったりすると差が一気に詰まりチャンピョン争いも白熱して来るでしょう。もしかしてチャンピョンとれるかも。それにニッキー以上にローソン的な走りをします。いずれにしろタイトルはこの二人の内のどちらかでしょう。3位につけるメランドリはここぞと言う時は神憑かり的に速いですが、ムラが有りすぎです。それじゃぁダメよね。でも終盤戦その神憑かりが続いたら恐いかも。
 夏休み明けの後半戦からは違った流れが始まる事も良く有ります。どんなレースになるか、特に250ではホンダの奮起に期待したい所。高橋も頑張っているし。

*1:突っ込みで頑張ってるのに良くあんなにくるりと曲がれるもんだ

*2:やっぱりバイクはバランスですよバランス!