ミラキャンペーン実戦マニュアル 報告編

 さて、目測はうまく出来ましたか?目測出来たら次はその結果を報告します。
報告する内容は次の通りです。

  • 報告内容
    • 星名
    • 観測日時 日本時間で分まで記入
    • 光度
    • 観測者符号 持って無い人は空欄 後程発行して頂けます
    • 目測数
    • 使用機材 cm単位で口径を記し、種類ごとに記号をつけます

 報告する形式はstdフォーマットと言います。詳しくはここを御覧下さい。以下ミラの例に即して具体的に述べます。例として昨年の私の観測報告を御紹介します。

---- Variable Star Observations ----
CETomicron 200411022230 79 Mdy
CETomicron 200411032230 80 Mdy
CETomicron 200411042252 80 Mdy
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観測は順に星名,観測日+JST(hhmm),眼視光度(x10),観測者略号

total 3目測
observer: MAEDA Yutaka (Nagasaki, Japan) instruments:5B,10B

コメント

 星名は「ミラ」ではなく「CETomicron」です。日時は年月日時刻の順です。分まで記入します。上の一行目の例で言うと「2004年11月2日22時30分」と言う事ですね。光度は10倍して小数点を省いた数値を記します。最後に観測者符号です。持っていない人は空欄で構いません。各データの間は必ず「半角スペース」を入れて下さい。目測数は今回報告する目測の数。観測者名及び観測地も忘れずに。私は姓-名で書く方が好きなのでそうしていますが、名-姓で勿論構いません。instrumentsは使用機材です。本来同じ機材を使った方が良いのですが、複数使った場合は併記しておきます。最後にコメントです。観測中気付いた事、御挨拶等々なんでも良いですから書いて下さい。受け取る事務局もデータだけより何かしらコメントがあった方が嬉しいと思いますよ。
 報告する頻度ですが、その都度でも構いませんが事務局の手間を考えると週一回程度が良いと思います。私は毎週金曜日に送る様心掛けています。報告方法はメール、FAX、郵便どれでもOKです。ちなみに私は専らメールです。
 報告を送ると翌週には観測結果を集計したハガキが送られてきます。楽しみにしてお待ち下さい。さぁこれで貴方も立派な変光星観測者です。大晦日まで頑張りましょう!
 以上3回に分けて長々と観測マニュアルを書きましたが色々御不明な点もお有りかと思います。そんな時は御遠慮無くお尋ね下さい。