星像の飽和の研究

 この間からDSLRをつかって観測しています。写っている星は測光するわけですが、結果が何かおかしいと感じていました。比較星に使った明るい星が飽和しているんじゃなかろうかと、写っている星を調べてみました。
使った画像はこれ。SS Cygのところ


一番明るい星、8.6等星です。見事に飽和しています。

9.8等星。たいして変わらず。

10.9等星。まだまだ。

11.9等。そろそろ心配になってきました。

12.9等。もうちょっとです。これくらい勘弁してもよい?

13.4等。やっとここで飽和しなくなりました。

と言うわけで、飽和していないのは13等辺りから暗い星だけと言う衝撃の結果になってしましました。極限等級は16等位ですから、わずか3等級の範囲です。思ったよりダイナミックレンジって狭いもんなのですね。この範囲内しかきちんと測れないということですかね?明るい星を写す時は露出を切り詰めなきゃいけないみたいです。