観測

 我が家の裏は山になっています。お陰で街明かりのかなりの部分を防いでくれるのですが、反面風向きによっては吹き降ろしで、気象台のデータ以上の風が吹きます。昨夜もそんな日でした。台風18号は四国沖を進んで我が長崎への影響も殆ど無かったのですが、我が家はビュービュー吹いていました。25SC銀角大王は架台が課題なので、風が吹くグラグラ揺れてしまいます。以前庭で観測している頃は建物に囲まれていたので風は殆ど無かったのですが、今の観測所になって影響が出るようになってしまいました。と言うわけでカメラのライブビューを見ていると星がピョンピョン跳ねまわっています。これはアカンわ、とすぐに諦めて10cm双眼鏡ベリサリウス号の出動。薄雲でもあるのか透明度が悪く、月明かりもあって肉眼では星が見えません。が、取り敢えずいるか座を探して導入してやると柘榴の実のような透明感のある赤色でとても綺麗でした。7.7等。なぜ赤いんでしょうね?Hαの輝線は出てますけど肉眼の感度ってHα辺りは殆ど無いと物の本に書いてあったような気がします。ずば抜けて明るい輝線だからでしょうか?