と言う訳で皆既月食です。

 最悪の天気予報ですっかり諦めモードだった今回の月食でしたが、お陰様で美味しい所はちゃんと見ることが出来ました。ばんざーい。
 冬型の気圧配置で北西の季節風もビュンビュンの状態。しかも雨まで降っています。でも衛星画像を見ると雲は斑になっています。て事は晴れ間も期待できるということ。観望場所は色々考えて結局長崎市科学館にお世話になることにしました。で、当初の予定とは違い娘を助手に連れて行きました。最初行くはずだった息子が急に行かないと言い出したもので。まぁ良いでしょう。風呂に入って、22時半頃家を出て科学館へ向かいました。信号待ちの時に空を見上げると丁度月が晴れ間にいました。三日月みたいです。おお、これは良いぞ。
 科学館の屋上に上ると、お客さんたちが既に登っておられます。天気のせいか20人くらいだったかな、少ないのはしょうが無いです。屋上にはいきなりtenさんがいました。ヨロシクね。でも空は快曇。でもきっと晴れると信じて待ちます。今回の得物は三脚に載せたフジノン10×50と娘に持たせたニコン8×42。双眼鏡を二台です。宮内の10センチにしようかと思ったのですが、重いので止めました。(^^;
 で、しばらく曇り続きだったのですが私の祈りが天に通じて期待通り晴れ間がやって来ました。天頂高く昇った赤銅色の月の綺麗なこと綺麗なこと、と感激する暇もなく皆さんに双眼鏡を覗いてもらうのに大忙しです。子供等の為に足を縮めたり、大人の皆さんのために伸ばしたり。双眼鏡ですから見方も教えなきゃです。たまに自分でも覗くと星野の中にポッカリとみかんのような月が浮かんでします。今回はぎょしゃ座とおうし座の間という非常に良い位置で、肉眼で見上げても沢山の一等星に囲まれて贅沢な眺めでした。
 皆既が終わる前に再び雲が押し寄せ、空は快曇に戻りました。24時、観望会終了と共に撤収です。
 今回晴れたら観測もしなきゃね、と今話題のHerbig Ae/Be星AB Aur星図も用意していたのですが、忙しくてそれどころじゃなかったのでした。まぁ良いでしょう。
 会場では☆PAPAさんにお会いしました。実は科学館の職員さんなのだそうです。知らなかった。これからもよろしくお願いします。
 そうそう、今回の月食はとても明るかったですね。ダンジョンスケールで言えば3〜4位でしょうか。