カタルニアGP MOTOGP

 ドカティの、てゆーかストーナーのブッちぎりだった今シーズン序盤です。カピロッシが本調子じゃない中での好成績なのでマシン頼みだけではないことは分っていました。でもやっぱりマシンの差じゃないの?と言うのが心の片隅に残っていたのが正直な所です。ところがどっこい、本物ですよこいつは。
 レースの大半をストーナー、ロッシ、ペドロサでのトップ集団。何時ものようにロッシが終盤抜きにかかるんだろーなーとの考えは残り7周で破られました。物凄い緊張感、最終ラップは息をするのも忘れる程食い入るように見入りました。両者刀の刃の上を走るような限界での走行です。まさしく真剣勝負。結局ロッシを抑え切ったストーナー。大したもんです。インタビューではフロント回りが決まってブレーキングが良くなったって言ってましたね。たしかに突っ込みでロッシに負けてませんでしたもん。
 チェッカー後何時ものように観客サービスをするロッシをおいてさっさとパルクフェルメに戻ったストーナーですが、ツーリングから帰って来たみたいにあっさりしています。もっと喜べば良いのに。拍子抜け。ロッシの跡を継ぐのはコイツかもしれません。