なすパト運用日誌20181117

観測を開始して早々にASASSN-14ggというのが増光しているのを見つけました。調べると前回は2016年8月だったようです。スーパーみたいですし、早速VSNET-aler、VSNET-obs,CVNET-obsに速報を出しておきました。UGEMの画面に戻ると今度はASASSN-13azというのが増光しています。これも調べると2015年2月以来の増光です。さっき速報を出したばかりでしたが、続けて速報です。

その後も順調に観測を続けていたのですが、夜半過ぎたあたりから極限等級がガクンと落ちてきました。もしや夜露?と思って観測所に行くとやはりそうでした。壁やら机やらが濡れています。鏡筒にも。主鏡周りにはヒーターを巻いているのでそのへんは乾いていますが、念のために主鏡を覗き込むと、あらいやだ、薄っすらと夜露で白くなっているではないですか!これは困った。
しょうが無いのでしばらくドライヤーで温風を送り込んで乾燥させてやります。露よけヒーターの電圧も15Vに上げておきます。なんとか夜露も取れて観測再開したところ星像がボテボテです。きっとドライヤーで温めたからでしょう。案の定時間が経つに連れて小さくなってきました。良かった。
その後は朝まで特に極限等級が浅くなることもなく観測できました。朝周りを見渡すと雨が降ったかと見紛うばかりにそこらじゅうビショビショでした。が、お陰様で主鏡は無事でした。副鏡は確認しなかったな。今後ヒーターは15Vのままにしておくことにします。主鏡の周りを暖めるってのは筒内気流を考えれば望ましくないのでしょうけど、夜露よりはましです。
あと、そろそろ主鏡の掃除が要りそうです。取り外すと復旧が大変そうなので出来ればこのままやりたいところ。コンプレッサーで吹いたらダメかな?



きょうの増光
ANDBV 155c active
ANDIW 147cG active
ANDLX 145cG active
ANDRX 109cG active
AQLV1101 146cG active
ASASSN-13az 151cG outburst
ASASSN-14gg 137cG outburst
ASASSN-15ay 150c active
ASASSN-15mt 138cG active
ASASSN-15pq 149cG active
AURV496 152c outburst
AURV808 150cG active
CAMZ 115cG active
CASAM 134cG active
CASGX 146cG active
CASV513 158c active
CASV630 160c outburst
CEPCG 148cG active
CETWW 116cG active
CMISV 155c active
CNCAT 143cG active
CNCSY 133cG active
CNCYZ 132cG active
CRTSJ021110.2+171624 151c active
CRTSJ023638.0+111157 154c outburst
CYGEM 133cG active
CYGEY 144cG active
CYGV2289 154c active
CYGV516 152cG active
CYGV550 150cG outburst
CYGV868 149c active
DELIS 155c outburst
DRAAB 142cG active
DRAEX 133cG active
DRAV416 143cG active
MASTER_OT_J224405.86+434532.2 153c active
NSV02026 144cG outburst
ORIBI 141cG active
ORIV1159 133cG active
PEGHX 138cG active
PEGV537 135cG active
PERFO 143cG outburst
PERKT 128cG active
PERMY 159c active
PERTZ 142cG active
PERV1024 149c active
PERV392 149cG active
SGERZ 133cG active
TRITW 144cG active
TRITX 136cG active
UMAER 135cG active
VULVW 154cG active