CEM60運用断念の巻

 先日から謎の脱調に悩まされ、修理に出していたCEM60です。修理中の代替機種として同じくiOptronのiEQ45proをお借りしてなすパトを立ち上げていました。その後もトミタとは連絡を取っていたのですが、結局CEM60は諦めてiEQ45proを継続使用することにしました。
 そもそもCEM60は導入時の高速運転時に或る一定箇所を通過すると必ず脱調するというトラブルでした。これ以上無いという位バランスを追い込んでも発生していたのです。恒星時運転の時は問題ないので一つの星を一晩中追いかけるのなら大きな問題ではないのですが、なすパトみたいに頻繁に高速運転すると大いに支障が有ります。
 トミタでもいろいろ調べてもらったのですが、解決せず。モーターのトルクを上げれば解決できそうだったのですが、メーカーとも連絡をとっても異常無いとの回答しか得られなかったとのこと。そりゃないやろ。Technical ManagerのY部長からは、ピンポイントで調整を追い込めば出来ない事はないが僅かでもバランスがずれれば又発生するだろうとの見解。そんなピーキーなのは困ります。もっとダルじゃないと。CEM60は同架重量も大きく精度も良くてバックラッシュもなくて、これ以外は気に入っていただけに*1残念です。
 と言うわけでiEQ45proを使うことにした次第。こっちは15kg位ある鏡筒を一晩中振り回していますが、全然問題なしです。普通のドイツ式赤道儀ってところがイマイチですが。

*1:格好も良いし