なすパト運用日誌 〜リアルタイムで測光したよの巻〜

さて、前線も通過してよく晴れた昨夜は宿題だったリアルタイムでの検出と測光をやってみました。元々CCDFやUGEMにはリアルタイムで測光する機能が備わっています。ところがファイルを保存するフォルダには目的のデータしか入れてはいけません。当たり前です。実は望遠鏡とカメラを制御するステラショットは画像を一回あたり3枚作ります。一枚目は導入補正用に仮に撮った画像。二枚目と三枚目はJPGの高品位画像とRAW画像です。それを同じフォルダに保存するのです。導入補正用の画像なんか要らないのにね。その解決策としてフリーウェアでファイル振替ソフトを探してきて使っていました。ClassiNyというソフト。予定では任意の時間毎、例えば1分毎にフォルダを監視してデータを振替してくれるはずだったのですが、何が悪いのかボタンを押さないと振り分けできないでいました。この為今までは観測が終わった後一括して各フォルダに振替した後UGEMを使って検出・測光をしていたのです。
ところが、ふとClassiNyの説明を読んだ所あっさり解決。私の勘違いでした。で、昨日早速やってみたところ撮影する側からデータを振り分けてくれます。おー、素晴らしい。
UGEMを起動して検出と測光を開始。データが降りてきた側からせっせと検出と測光をしているじゃないですか!可愛い奴。
撮影は395枚。但し、同じ星を2回観測したのが沢山あって報告は364星。ステラショットのスケジュールがダブっているみたいです。ちなみに増光している星も沢山。もう何が何やらという感じです。