双眼鏡列伝 巻十 宮内BJ-100iB 45°対空

 この間のスタパーの時に「双眼鏡列伝」どうなってんのよ?と言う催促を受けたので。(^^;)
 今回は我が家の双眼鏡の横綱宮内の10センチ対空双眼鏡です。フローライトじゃ無くて安い方。セミアポです。ですから明るい対象だと色がつきます。星像も特に針で突いたような・・・って事もないです。けどそんな事は気にしてはいけません。星野だと全然問題になりません。必要十分。この双眼鏡はノーマルだと20倍なのですが、26倍の広角を常用しています。実視野は2.5°で変わらないのですが、倍率が高い分瞳径が小さくなって視野が黒くなり微光星が見やすいからです。37倍の接眼レンズもあるのですが、これは滅多に使いません。星像悪いし。ただどうしても視野が明るいときにバックを暗くするために使うくらい。けど、そんな事するくらいなら望遠鏡向けます。(^^)
 観測の時には使う使わないは別にして毎回持ち出しています。三脚に載せたままですから楽なもの。キャップを外せば直ぐに使えます。これで眺める星空は絶品です。特に天の川。特にお気に入りなのがとも座やカシオペア座あたりの散開星団巡りです。勿論変光星にも大活躍。極限等級も深くてSS Cygの平常光度も見えます。ただ当然ながら左右の接眼レンズが水平なので変光星と比較星の位置によっては頭を傾けなければいけない*1ので片目でしか覗けません。ちょっと苦しい。8〜11等位ですかね。それくらいの明るさの変光星によく使っています。
 メシエ天体ならこれで全部制覇できます。M108,109が見えれば全部見えますよね?

*1:変光星と比較星は視野の中で水平にしないと目測の精度が落ちる。