長崎街道を歩いた 永昌宿〜大村宿の巻
この間から長崎街道を歩いています。長崎街道は小倉から長崎までの57里、約230kmの街道です。長崎から永昌宿(諫早市)までは既に踏破済みですので今回は永昌〜大村間を歩きました。
途中旧佐賀藩支藩の諫早藩と大村藩との藩境にもなっていた鈴田峠の周辺は国道から外れており、しかも車が通れない*1箇所があり昔の道がよく保存されています。文化庁の歴史の道百選にも選ばれているのだとか。
未舗装で車の轍が無い道路ってのは珍しいです。
距離は約12km。道中は鈴田峠の荒れた旧道以外は急な坂も少なく歩きやすくて約3時間ほどの道程でした。
今回長崎から大村まで走破したので取り敢えず長崎街道制覇したことにしておきます。
*1:馬かトライアルバイクじゃないと無理
ステラショットの導入補正
なすパトに大活躍しているステラショットの重要機能に導入補正があります。本番の撮影に先立ち短時間の露光で写った画像と星図をマッチングさせて正確な位置に導入させるものです。これはもうめちゃめちゃ便利です。手放せません。
最初は導入&撮影する天体全部導入補正していました。マッチング用の画像撮影用の露出時間が10秒としてマッチングと補正で5秒位。15秒〜20秒というところです。いちいち律儀に補正していたので巡回できる星も当時は300星〜400星位でした。と言うのも毎回導入補正が成功するとは限りません。薄雲などでマッチング用画像の写りが悪いとマッチングに延々時間をかけてしまいます。普通は1秒もかからないくらいですが下手したら5分位。時間がもったいないです。
そこでリストから導入補正する星を間引いていきました。はじめは4星の内1星を補正するようにしていました。これで大幅に撮影枚数が増え500星〜600星くらいにはなったと思います。で、調子こいて間引きする星を段々と増やしていきました。
この間極軸調整をやり直した後は、もう何個おきとかではなく、赤緯の0度、30度,60度と赤経1hあたり3星だけ補正するようにしました。一個でも問題ないと思います。が、丁度そこが曇った時に困るのでこんなもんにしておきましょう。
そういう訳で最近では一晩1000星位回っているのですが、困ったことに撮影ペースが上がり過ぎて夜が明ける前に東天に到達するようになってしまいました。巡回対象を増やさなくてはならないです。
なすパト運用日誌20190217
夜半頃から薄雲が出だしました。が、大したことないのでそのまま継続できました。でも極限等級が浅くなるのはしょうがないです。
増光も多数ありです。CSSJ062450.0+503111はきっとスーパーでしょう。
春はモニター対象が少ないので直ぐに東天まで達してしまうのでスケジュール作成が難しいです。早く追加リストを作らなきゃです。
きょうの増光
ANDAR 137cG active
ANDIW 143cG active
ANDKV 144cG outburst
ANDRX 116cG active
ASASSN-15ay 153c active
ASASSN-15rs 144cG outburst
AURBY 148cG outburst
AURFS 139cG outburst
AURHV 155c active
AURSS 146cG active
AURV808 148cG active
BOOCR 131cG outburst
CAMZ 115cG active
CASAM 138cG active
CMAHL 123cG active
CNCAK 141c outburst
CNCAT 131cG active
CNCSY 127cG active
CNCYZ 115cG active
CSSJ062450.0+503111 145cG superoutburst
DRADO 153cG active
HERAH 123cG outburst
HYAEX 130c active
LEOX 122cG active
MASTER_OT_J015016.17+375620.5 132cG active
NSV14581 140cG outburst
ORICN 150c active
ORIV1159 137cG active
PERKT 130cG outburst
PERMY 156c active
PERTZ 139cG active
PERV392 154cG active
PERV872 152c outburst
PSCTY 129cG active
PUPBV 135c active
PUPUY 138c active
SDSSJ094002.56+274942.0 147c active
TRITW 149c active
UMACH 149cG active
UMAER 131cG active
UMASU 148cG active
VIRTW 123cG active
極軸を合わせた
なすパト用の赤道儀はiOptron iEQ45proです。観測所のピラーに設置しています。据付したのが一昨年の10月で極軸を合わせたのもその時です。極軸なんて合わせる習慣の無かった私ですので極軸望遠鏡の使い方もコントローラーに言われるままに合わせました。かなりきっちり合わせたつもり。その後は極軸のことなんか全く考えることなしに過ごしてきました。据え付けですし。
ところが最近なんか導入精度が落ちたような気がしていました。望遠鏡を東西に大きく振った時に画面の端っこに行ったりはみ出したりすることが増えてきました。まぁ導入補正するので特に気にしていませんでしたけど。
ところがこの間ふと気が向いて極軸望遠鏡を覗いてみました。すると、北極星がずれているじゃないですか。正規の位置から10分位北にずれていました。げ!どうやら極軸が下を向いているようです。早速コントローラーからpolar alignmentを呼び出して極軸を合わせ直しました。高度だけの調整OKでした。方位は問題なし。
その後はどんなに大きく望遠鏡が向きを変えてもピタッと導入するようになりました。サイドチェンジで大きく蹴ったボールが反対側の選手の足元にパスがスッと通ったような感じ。あぁ気持ち良い!極軸合わせって大事なんですね。
たまには確認しないといけないです。
今日の天体写真 M106 コンポジットをやってみたよの巻
例によって巡回中に寄り道した写真。M106です。撮影リストを使いまわししてたら翌日も同じものを撮ってしまい、二枚になってしまいました。で、試しにコンポジットとやらをやってみました。ステライメージは画像マッチングをしてくれるみたいなのでお願いしてみました。でも周辺の星が二重星になっていますが、気にしないでおきましょう。画像の回転もできるんでしょうかね?出来上がった写真は一枚だけの画像よりよく写ってます。天体写真家の皆さんには及ぶべくもありませんが。
なすぱと運用日誌20190214
バレンタインデーの昨夜は良く晴れてくれました。月が大きくなってきましたが微光星がよく見えます。
日没が遅くなってきたので西天も0h台からです。アンドロメダ座とかから。透明度も良いので導入補正の失敗も殆ど無いです。快調に回って明け方には東天に達しました。はくちょう座とかケフェウス座までいけます。この間まで西天にいましたが早いものでもう夏の天の川を東天に見る季節になってきましたよ。
増光もたくさんありました。RX AndやAR Andといったベタなやつの増光がありました。レアなところでCC Cncの増光があったのでその場で報告入れておきました。が必要だったのはやはりV893 Scoでしょう。UGSU+Eは直ぐに報告すべしと言われていましたが、すっかり忘れてました。という訳で増光しましたよ!
きょうの増光
ANDAR 125cG outburst
ANDIW 148cG active
ANDLX 136cG active
ANDRX 113cG outburst
ASASSN-14gu 155cG outburst
ASASSN-13ay 142c active
ASASSN-15dw 143c outburst
ASASSN-15rs 154cG outburst
AURBY 167c outburst
AURHV 149cG active
AURSS 142cG active
AURV808 154cG outburst
CAMZ 115cG active
CASAM 127cG active
CASHT 162c outburst
CASV513 156c active
CMAHL 123cG active
CMISV 150cG active
CNCAT 134cG active
CNCCC 152c outburst
CNCSY 135cG active
CNCYZ 111cG active
CRTSJ090628.2+052656 155cG active
CRTTT 153c active
CYGEM 134cG active
CYGV1504 142c active
DRAAB 155c active
DRAES 147cG active
DRAEX 154c active
DRAIX 155c outburst
HERAH 117cG active
LEODO 161c outburst
LEOIU 154cG active
LEOX 135cG outburst
LMISX 158c active
LYRV391 149c active
MASTER_OT_J002521.98+545036.7 155c outburst
MASTER_OT_J015016.17+375620.5 150cG outburst
MASTER_OT_J165153.86+702525.7 156c active
ORICN 144cG active
ORICZ 154cG active
PERKT 142cG active
PERTZ 135cG active
PERV1024 156c active
PERV392 152cG active
PTF1J071912.13+485834.0 163c outburst
PUPBV 130cG active
PUPUY 135cG active
SCOV893 127cG outburst
SCTV612 132cG active
SDSSJ094002.56+274942.0 147c active
SDSSJ161332.56-000331.0 154c outburst
SERUZ 137cG outburst
SEXVZ 155cG outburst
TRITW 152cG active
UMACH 146cG active
UMAER 131cG active
UMAPU 154c active
UMASU 130cG outburst
UMISS 146cG active
VIRTW 139cG active
Wils_SDSSJ073208.11+413008.7 156c active
なすパト運用日誌20190213
いつもは日没後すぐに遠隔操作して観測を開始するのですが、昨日はPCが反応しませんでした。うんともすんとも言わないのできっとフリーズしてしまったのでしょう。しょうがないので帰宅後に対処することにしました。
で、家に帰るとやはり固まってしまっています。リスタートしてやればOK。あとは順調に巡回をすることが出来ました。
特にめぼしい増光は無しかな。本当ににしょぼい奴かどうかは良くわかりません。
きょうの増光
ANDLX 130cG active
ANDRX 134cG active
ASASSN-15by 153c outburst
AURSS 146cG active
CASAM 126cG active
CMAHL 124cG active
CNCSY 132cG active
CRTSJ043546.9+090837 157c outburst
PERKT 146cG active
PERTZ 134cG active
PUPBV 128cG active
PUPUY 143cG active
SDSSJ094002.56+274942.0 150cG active
UMADI 160c active
UMAER 143cG active
UMAPU 158c active